ソプラノ
伊藤 晴 いとう はれ
三重県出身。三重大学卒業。武蔵野音楽大学大学院修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第25期修了。
ミラノ、パリで研鑽を積み、パリ地方国立音楽院コンサーティスト・ディプロマ課程修了。
パリのサル・プレイエルにおいて「パリ管弦楽団アカデミーコンサート」、イタリア・マントヴァ歌劇場での「リゴレット・フェスティバル」他、フランス、イタリア、ブルガリア、ルーマニアの各地でオペラやコンサートに出演。
帰国後は、藤原歌劇団に2011~2013年文化庁次代を担う子供の文化体験事業/藤原歌劇団《魔笛》パミーナ役を経て、2014年創立80周年記念公演《ラ・ボエーム》ムゼッタ役で本公演デビューを飾り、2017年2月に《カルメン》(山田和樹指揮、岩田達宗演出、オーチャードホール)ミカエラ役で好評を博し、2019年1月には《ラ・トラヴィアータ》(佐藤正浩指揮、粟国淳演出、東京文化会館)ヴィオレッタ役で出演し、その豊かな表現力を聴衆に強く印象づけた。
2019-2020シーズンは《愛の妙薬》アディーナ役(山下一史指揮、粟国淳演出、日生劇場)、ベルカントオペラ・フェスティバル・イン・ジャパン藤原歌劇団×ヴァッレ・ディトリア音楽祭提携公演2019スカルラッティ作曲《貞節の勝利》ドラリーチェ役、同公演2022ヴァッカイ作曲《ジュリエッタとロメオ》ジュリエッタ役にて日本初演公演に出演。
2020-2021シーズンは、《カルメン》ミカエラ役、《ラ・ボエーム》ミミ役を好演。
2021‐2022シーズンは、藤原歌劇団・NISSAY OPERA《蝶々夫人》タイトルロールにて出演し、その後同役で高知、広島、青森、宮城、群馬の各地で絶賛を博す。
新国立劇場オペラには、2023年《修道女アンジェリカ》オスミーナ役でデビューし、《こうもり》イーダ役でも出演。
2024-2025シーズンは《夢遊病の女》リーザ役、《カルメン》ミカエラ役で出演予定。
また、日本オペラ連盟文化庁新人育成公演《修道女アンジェリカ》アンジェリカ、武蔵野音楽大学《コジ・ファン・トゥッテ》フィオルディリージ、山形交響楽団《ヘンゼルとグレーテル》グレーテル、小澤征爾音楽塾XⅢ子どものためのオペラ《子どもと魔法》《ジャンニ・スキッキ》、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ定期《フィガロの結婚》スザンナ、愛知県芸術劇場《バスティアンとバスティエンヌ》みなとみらいホールオペラシリーズと絨毯座公演でプーランク《声》、藤沢市民オペラ《セミラーミデ》に出演するなど、全国各地で活躍中。この他、《タイス》タイトルロール、《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・アンナ、《ドン・パスクアーレ》ノリーナ、等多くのオペラに出演している。
日本オペラでは丹波明《白峯》待賢門院役、石黒晶《みすゞ》金子みすゞ役等、世界初演作品を始め、2016年3月日本オペラ協会・兵庫県立芸術文化センター共同制作、水野修孝《天守物語》亀姫役を務め、2018年2月には日本オペラ協会《夕鶴》つう役で出演を果たす。
バロックからベルカント、現代オペラまで幅広いレパートリーで、意欲的に活動を広げている。
また2015セイジ・オザワ松本フェスティバル子どものための音楽会「第九」ソリストに抜擢され、ロームシアター京都竣工式において同ソリストを小澤征爾氏指揮の下務め、水戸室内管弦楽団子どものための音楽会「第九」でもソロで出演。
2018年3月には、バッティストーニ指揮東京フィル「カルミナ・ブラーナ」ソリストを務めた。
他に、モーツァルト「レクイエム」、「メサイア」、グノー「聖セシリア荘厳ミサ」、メンデルスゾーン「夏の世の夢」、フォーレ「ペレアスとメリザンド」ソリストを務め、みなとみらいホールジルヴェスターコンサート2014-2015、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等コンサートソリストとしても活躍し、2019年&2021年NHKニューイヤーオペラコンサート、2021年NHKナゴヤニュイヤーコンサートに出演。
VOGUE Wedding Fashion Showに複数回登場し、活躍の場を広げている。
声楽を馬場浩子、吉池道子、M.グリエルミ、近藤富佐子の諸氏に師事。フランス歌曲、オペラをP.ビロス氏に師事。
A.グラポット氏、S.マノフ氏の歌曲マスタークラスを受講。
第9回藤沢オペラコンクール第2位。
第82回日本音楽コンクール入選。
藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。
愛知県立芸術大学、武蔵野音楽大学講師。